寒い

今日は沢登りに行ってきました。
山登りは「登り」とか言いつつ実は「歩き」が大半だったりするんだけど、
沢登りは違う。全然違う。
文字通り川沿いにひたすら上流を目指して、時には胸まで水につかり、
時にはどっかの製薬会社のCMみたいに滝の横の崖を登るんです。
で、装備もすごいんだな。
靴は裏にフェルト地がついてて滑りにくい渓流シューズってやつだし、
腰にはFBIとかがヘリとかで下りてきそうなハーネスってのもつけてるし、
極めつけはヘルメね。
なぜか○○建設とか書いてある明らかに工事現場からパクってきました的なのをかぶってる人もいたし笑
そんで今日登ったのは奥多摩の水根沢ってとこ。
ガイドブック的なのには中級とのこと。
序盤は深くても水面が膝上に来るか来ないか程度の深さで、
滝も落差2,3mで確保(ハーケンで固定したザイルをハーネスに繋ぐこと)なしで
いけるようなのばっか。
だからなんか服が濡れることなんか気にせず遊んだ少年時代を思い出しつつ
割とテンション高めで泳いだり登ったりしてたのでした。
ところが後半、足がつかないようなとこで手がかりとか足場を探すのに
時間がかかってしまい、急に寒くなり始める。
小さな滝でも水の勢いは結構すごいものでむやみに足を入れようものなら
ぽーんとはじき出されてしまうほどなので、足場を探すのは結構大変なんですね。
一度寒くなるともう悪循環で、
寒い→手足の動きが鈍くなる→あんま動かなくなる→もっと寒くなる
って感じで。夏なのに歯がガチガチいってました。タウリン1000mg配合して欲しいよ。
そんな状態で最後の難関『半円の滝』
その名の通りウォータースライダーみたいに滝が半円状に湾曲してるんです。
おまけに流れが速いから壁面はつるつるしてるし。
ここでは流石に危ないから亀さんに確保してもらって行きました。
登り方が結構ファンキーで、一昔前の番組の筋肉番付で似たようなステージがあった気がするけど、
両手両足を大の字に開いて、両側の壁につっかける感じ。
筋肉番付と違うのは股の下を滝が轟々流れてるとこと、下は水たまりじゃなくて
ごつごつした岩のある滝壺ってとこ。
それでも亀さんの確保があると不思議と安心して(それでも怖かったけど)なんとか
ちょっと滑りつつも上まで行けました。


多分山岳部で沢に行くのは今回が最後でしょうね…。
また行きたいな…。