冬合宿記録

とにかく悪天続きの合宿でした。
入山する初日は特に問題ない天気だったんだけど、その後が酷い。
とにかく暴風雪。
最高気温:-12度
最低気温:-14度
それに加えて風が半端なく、小屋内にいても地響きがするほど。
雪がドアの隙間に入って凍り付くので簡単には開かないし、
開いても今度は閉まらなくなる。
こんなとき軽装備で外に出ると耳とかが軽い凍傷になっちゃうんだよね。
なんか寒いを通り越して痛い、と感じる。
当然こんな時はスキーはできないから、小屋でごろごろする時間が多かった。
普通は小屋にある山漫画を読んで退屈をしのぐ。
その漫画こそ山岳部のバイブル、村上もとか岳人列伝(クライマーれつでん)』
数々の名言を含むこの漫画は時折山岳部員の間でネタにされる。
「俺たちはちょいとばかりやりすぎちまっただけさ」「だんな、山には涙は禁物でさあ」
などなど。って、意味分かんないね。
講談社漫画賞も取っており、たまにコンビニにも置いてあるのでとにかく一読はお勧めする。
でも私はもう何十周も読んでしまったので、しょうがないから小屋にあるフォークギターをいじってた。
もちろん初めて弾く訳だから、適当にコード表を見ながら、指をつりそうになりながら
ボリボリ弾いておりました。
Cとかはすぐできたけど、Fはどうもどれかの弦をミュートしちゃうんだよね。
ギタリストは大変だなと実感致しました。感服します。
さて、雪が収まってもその後もまだ酷い。
ふかふかの粉雪だから、靴だと平気で腰あたりまで埋まっちゃうからほんと疲れる。
おまけにスキーは流されてコントロールがきかないしね。
そんなこんなで全くスキー技術は上達しませんでした。むしろ下手になったか。
合宿で唯一楽しめる日は、イベント日。仮装スキーとコンパである。
残念ながらそのイベント日もスキーのできる天候ではなく、仮装コンパになった。
私はY崎氏と○山氏と三人でテロリストを組織した。
他には姉歯さんがいたり女サンタがいたりでなかなか面白かったな。これが。
そしてあっという間に合宿は終わり、楽しい『居残り』が始まる。
文字通り合宿後にも小屋に居残るのだ。
中三から参加可能で、この間は好き放題できる。
好きな時に起き、好きにスキーをして、飯も好きに食べ、好きにおいしい水を飲む。
合宿明けの身にはまさに天国ですよ。
で、居残りで体を休めた後、一昨日下界に戻ってきた次第でございます。