プライドはないのか!

日本人はパクリ人種だ!
なんて外国の方々から言われるぐらい日本人は西洋の真似をしてここまで大きくなった。
しかしそれはどうみても西洋が技術的に進んでるから真似をして取り入れてきたんだと思う。
まあ、建築方法みたいなのは技術だけじゃなく文化も取り入れてしまうことになるけど。
でもまあ、あるものを真似して、それより更にいいものを作るのは別に悪いことじゃない気がする。
ところが最近は盗作が目につく。特に広告業界
まずは最近のCMから。
JTのバレー選手が打ったスパイクを街を歩く人が次々とレシーブし、
ボールが世界の街をまわっていくCMはご存知だろうか。
あれを見た瞬間、結構昔やってたSSKのCMを思い出した。
いや、シチュエーションが本当にそっくり。野球ボールとバレーボールが入れ替わっただけ。
どう見ても盗作としか思えない。
あと、鉄腕アトムお茶の水博士にそっくりなキャラクターが出てくるCMや、
『音楽の不正アップロード防止キャンペーン』の車内広告なのに、
デザインは原色の背景にシルエットの人物という某コンピュータ企業の広告に酷似しているもの。
とにかくあちこちで見る。
パロディものとして笑いをとるのは全然問題ないと思うし、むしろ私はそういうギャグは大好きだ。
しかしこれらはあたかも自分のオリジナルのように扱うから腹が立つ。
広告だけではない。
iPodの影響で白いイヤホンが流行ると、こぞってイヤホンを白いものにする国内音楽関連企業。
某番組が大当たりしたからと、雑学番組やクイズ番組を多く取り上げるテレビ業界。
いかがなものか。


真似というのは往々にしてオリジナルには勝てないのである。
いつになればそれに気づくのだろうか。